お金を盗む娘はいじめが原因？｜いじめトラブル解決調査の依頼体験
新学期が始まると、いじめが増加するというデータがあります。新しい環境でみんなが周りを探りながら関係性を作っていく中で、クラスでのカーストが出来上がり輪を乱す子や標的になりやすい子が徐々に決まり「いじめ」というのは始まっていきます。そしていじめられている子というのは自分で声をあげることができません。次に何をされるかわからないからです。もしご家庭でお子さんの行動や様子に少しでも異変があったら、気づいてあげてください。いじめに気付いて助けてあげられるのは一番身近な親御さんたちだと思います。その変化の一つとしていじめを受けている子は、普段の様子だけでなく金銭感覚が変わってくることもあるのです。一見遊びに忙しかったり、充実しているからお金を欲しがっているのだと感じてしまいがちですが、実はその背景には、いじめられているという現状が隠されているかもしれません。今回は娘がお金を盗むようになりいじめを疑った母親のトラブル解決調査の体験談をご紹介します。
（2024年1月22日 追記）
娘がいじめられている？｜依頼体験談
トラブル解決調査の依頼をするきっかけとは？
娘がいじめにあっているかも
高校生になる娘の異変に気付いたのは、1週間ほど前になります。私のお財布から1万円が無くなっていることに気づきました。思い返してみても、買い物をしたときにお財布を見たときは確かにお金はありました。朝見ると無くなっているのです。まさかと思いながらも、まずは主人に聞きました。すると主人は私の財布を触るはずがないと言いました。子供は二人いますが、長女は大学生で家を出て一人暮らし中なので家に居るのは次女です。まさか次女が？と疑いましたが、次女には毎月お小遣いをあげていて足りているはずです。少し様子を見つつお金が無くなるのは夜寝ている間なので、寝ているふりをすることにしました。すると、やはり次女が私のお財布から1万円札を抜き取っていたのです。次女はそんなことをするような子ではありません。なにか事情があるに違いないと思い、次女に聞きました。すると次女は動揺していましたが、お金が必要でお金を取って使ってしまった。と打ち明けてくれました。何に使ったかは教えてくれませんでした。その後勝手に盗むことは無くなりましたが、娘がお金が欲しいと言うのです。急にお金を使うようになったのでどうもおかしいと思いました。もしかして、誰かにお金をたかられているのではないかと思うようになりました。
主人に相談
このことをまずは主人に相談してみました。主人は自分が次女に注意すると言っていましたが、止めました。次女がお金を必要とし始めてから食欲もなくなり、家では元気がないので次女はいじめにあっていると私は思うのです。心が傷ついているにも関わらず、責めるようなことをしても余計に次女を追い詰めてしまうと思ったのです。何かいい方法はないかと考えていたところ主人が探偵に相談してみるのはどうかと提案をしてくれました。主人曰く、探偵なら娘や学校にバレずに事実を知ることができるようです。探偵さんを探すのは主人に任せました。
探偵さんに相談
主人が選んでくれた探偵事務所に一緒に出向きました。そして娘について相談したら、娘はお友達グループと遊んだ際、お金を払わされている可能性があると言っていました。もしそうなら、最近の娘の異変と辻褄が合います。すぐに調査をお願いすることにしました。
お金を盗む娘といじめの関係性とは｜探偵の回答
お金の使い道を言えない原因を知ることが重要
親の財布からお金を盗むというのは子どもにとっても相当勇気がいる事だと思います。しかし、なぜお金が必要なのか？わざわざ盗むという事やどうしても必要なのに理由が伝えられないという事には、問題が隠されているからでしょう。友人と遊びに行っていて利用しているならば、その利用方法は年齢や環境に合っている事なのか？持ち物の変化などにも注目してあげたほうが良いでしょう。いじめられているからお金が必要という考えになる場合の傾向として、物は増えていないのにお金の減りがあるという事です。お酒やたばこを買わされていたり、カツアゲに遭っているか、もしくは払わないと仲間外れにされてしまう恐怖等が考えられます。それらはお金を親が与え続けたところで状況は変わらずエスカレートしてしまう可能性があります。いち早く使い道に注目して状況を改善していくことが重要です。
お金を盗むことを放置する危険性
- カツアゲなどのいじめに気付くことが出来ない
- 更なるお金が必要になり闇バイトやパパ活などに手を出す
- タバコやお酒などを購入している
- お金を出さない親に反抗的になり非行に走る
お金を要求する娘のいじめの実体確認の結果とその後の対応事例
やはり娘はお金を使わされていた
学校の中には部外者は入れないので、放課後に娘を尾行をしてくれました。すると娘とその友達3人の4人で普段一緒に居て遊んでいるようです。学校が早く終わったときは、ファストフード店やコスメ店、カラオケなどに行き遊んでいるようでした。探偵さんの予想通り、その4人で行くところでお金が発生するところは全て娘がお会計をしていたようです。娘が自分で払おうとした訳ではなく、友達が「私お金ない」と言って払わされていたようです。
トラブル相談室に多く寄せられるいじめの事例とは？
- SNSによるいじめ
- 脅しや金銭要求のいじめ
- 無視をするなどの証拠の残らないいじめ
娘を救うため
調査してもらった証拠を主人に見せました。主人は激怒して、友達の家にお金を返してもらいに行く！と怒っていましたが、誰にどれだけお金をかしたかもわからないので止めました。証拠は娘に見せました。すると娘は相当苦しかったのか、今まで見たことないくらいに泣き始めました。私は思わず娘を抱きしめ一緒に泣いてしまいました。娘は相当苦しかったんだと感じたからです。ここまでよく頑張った娘を褒めました。そして、その証拠を持って担任の先生に相談に行き、更に娘にお金を払わせていた友達の親御さんにも事実を伝えるお手紙を書き送りました。娘はその友達３人と一緒に遊ぶことは無くなったようです。元々性格が合わないけれど、頑張って合わせていたようなので、娘にとってはいい結果になりました。クラス替えでは別のクラスにしてくれるそうです。それぞれの親御さんからは謝罪の連絡が来ました。
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お金ではない
恐らく娘が私のお財布から抜き取った額は数万で、ほとんど友達のために使っています。しかし私はお金なんてどうでもいいと思いました。お金をいくら使われようが娘が苦しむほうが私には耐えられません。お金がどんなにかかっても娘を救いたかったので、こういった結果に収まり良かったと思っています。もし主人と私だけでどうにかしようとしていたら、騒ぎが大きくなっていたり、いじめが無くならなかったかもしれません。学校でもない第三者が居てくださったことで解決に至りました。
