熟年離婚にはそれなりの理由が必要|専門家が教える専門知識

 
平成半ば頃から「熟年離婚」というワードをよく耳にすると思います。昨今は、高齢者の方でもパートやアルバイトといった形で働いている方が多く、少しの支援があれば一人でも生活できるといって離婚を考えている主婦の方が少なくありません。ただ、熟年離婚をしたものの後悔する人も多いのが現状です。今回は、熟年離婚に関する知識についてご紹介いたします。
 
 

熟年離婚をお考えの方  
 

離婚後の生活を見据えた熟年離婚の方法

準備ができたらいつでも離婚ができるように

熟年離婚の際の事前準備の必要性

熟年離婚を考えた際、「ずっと専業主婦だったから働くことができるのか」「この先生活できる分の財産はもらえる?」という悩みが出てくると思います。離婚後に「もっと貰っておけばよかった」と後悔しないためにも熟年離婚する前に事前に準備が必要です。
 
 
熟年離婚後の財産分与について
家計のやりくりが上手な方は、へそくりを貯めている場合があると思います。もし、妻名義の口座で貯めていた場合は、財産分与をする場合でも自身のものとなる可能性があります。法律上では、婚姻をする前から持っていた財産や婚姻期間中に自身の名前で手にした財産、親から相続した財産は、その人の単独の財産になると言われています。夫の収入で貯めていたのであれば、夫のものとなってしまいますが、夫が働ける環境を作っていた、家事や子育ては私が引き受けていたと考え、主張できれば夫婦の共有財産と考えることができます。
 
そのため、へそくりの全額が自分のものとはならないかもしれませんが、半分以上は自身も手元に残ると考えていいでしょう。へそくりに関しては、どちらのものと判断するのは難しいため、話し合いで分割方法を決めることになることが多いです。自身が多く貰う理由を用意しておくことが大切になります。
(2021/5/26追記)
 
 

近年の熟年離婚率

離婚の件数は、平成14(2002)年のピークから毎年下がっていますが、婚姻している夫婦全体の件数が下がっているのであり、同居期間20年以上の夫婦の離婚件数は年々増加しています。
 
 

厚生労働省 令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況  
 
年数別で見ると5年未満が一番多く、次いで20年以上の夫婦が多いのです。長年連れ添っているから離婚はないだろうと考えている方は、一度夫婦間で話し合いをしてみるほうがいいかもしれません。夫が定年退職をして家にずっといるのが我慢できないという女性はとても多いです。日頃の不満に耐えきれずに突然離婚に踏み出す方もいるので、結婚年数が長いからと気を緩めるのではなく、長いからこそ気を遣い、思いやることが大切なのかもしれません。

 
 

熟年離婚後の経済的準備も忘れずに

熟年離婚後の生活を考慮した経済準備

熟年離婚をする前に、必ず離婚後の資金のやりくりについて考えておく必要があります。財産分与を行い、生涯を終えるまでのお金が手に入ることが分かっていればいいのですが、そのような方は少ないかと思われます。そのため、離婚後に働くことができる年齢、身体であれば仕事することをおすすめします。しかし、長年専業主婦だった方が離婚後に仕事探しをするのは少し厳しいかもしれません。レジ打ちや清掃員などは比較的に採用されやすいですが、一人で生活するための金額を稼ぐには難しいところがあります。離婚をする前に就職に有利な資格を取ることや結婚前に働いた仕事と同じような仕事を探し、仕事の感覚を取り戻す必要があるでしょう。20代、30代であれば資格さえ持っていれば採用されるケースはありますが、40代以降になると資格プラス経験が必要になる可能性が高いです。もし、就職に関して何も分からない、どうすればいいのかとお悩みの方は一度ハローワークに行ってみることをおすすめします。ハローワークでは60代の方もたくさんいるので、気軽に行っていろいろ相談してみましょう。
 
 

熟年離婚後の生活を考慮した経済準備

 
 

相手の有責事実があるのであれば証明を

有責事実の証明とは

有責事実とは「離婚原因となる婚姻関係を破綻させる行為」のことです。例えば、不倫をしているDV(家庭内暴力)がある3年以上の生死不明夫婦の義務(同居義務、扶養義務、協力義務)を相手方が放棄したというようなことがあれば、有責事由があると判断され慰謝料請求を行うことができるかもしれません。しかし、離婚するにあたるという判断ができる事実を証明しなければ、慰謝料請求ができない可能性があります。裁判所が有責事実を確認し、慰謝料を支払う必要があると判断した場合に慰謝料をもらうことができます。または、示談による慰謝料請求を行うことも可能ですが、どちらにしろ有責事実を証明できれば慰謝料の金額が高くなることでしょう。
 
夫と妻の二人で話し合いができればいいのですが、大抵の場合はスムーズにことが進まずに弁護士を挟むか裁判所での話し合いとなります。第三者を挟んで慰謝料請求を行うには、第三者が有責事実があったと判断できるような証拠を用意する必要があります。判断しやすい証拠を揃えるには、不倫(不貞行為)やDV(家庭内暴力)が確認できる写真や動画、音声などが必要となります。これらの証拠は素人では用意することは難しく、証拠を集めていると知られた場合には新たなトラブルが発生する可能性があります。そのため、スムーズに正確な証拠を揃えて、慰謝料請求を行うのであれば探偵などの専門家に証拠収集を依頼することをおすすめします。

 
 

第二の人生を楽しむために

熟年離婚後のセカンドライフのために

熟年離婚後に不安なく暮らしたいと思っている方は、離婚時に慰謝料請求が行えるかの確認や請求のための証拠収集、財産分与の準備をしましょう。離婚や金銭的な問題は法が絡んでくるので、自身で対処するよりも専門家に相談をして何をすべきかアドバイスをもらい、問題が解決するまで頼ることをおすすめします。あとで「こうしておけばよかった」「こうしたかったのに」と後悔しないためにも、経験豊富な専門家と一緒に離婚、慰謝料請求や財産分与の手続きをしましょう。もし、離婚や慰謝料請求をする上で証拠が必要な場合は、探偵に証拠収集の依頼をして正確な証拠を揃えてもらうことをおすすめします。

 
 

離婚に有利な探偵調査

探偵興信所(社)では、離婚に役立つ探偵調査をご用意しています。長年の経験を積んだ探偵がご依頼人に必要な証拠収集を行い、離婚や慰謝料請求、財産分与に必要な情報を用意します。また、どういう証拠が必要か分からないといった方でも面談時にお悩みやお困りごとをヒアリングし、必要な情報や調査のご提案を行います。ひとりで悩まずにまずはご相談ください。
 
【おすすめの探偵調査】

家庭内トラブル調査

離婚に有利なトラブルの証拠を揃えることで、慰謝料請求ができるかもしれません。家庭内暴力やパワハラなどでお困りの方におすすめです。
 
相続問題調査
配偶者が隠している財産などの調査を行います。財産分与で揉めないために利用される方もいます。
 
不倫調査
配偶者の不倫(不貞行為)が認められた場合、離婚や慰謝料請求を行える確率は高くなります。不倫は許される行為ではありません。相手に非を認めさせて、適切な金額の慰謝料請求を行いましょう。

 
 

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今すぐ相談したい方は

一般的に、熟年離婚はハードルが高く、離婚後の生活についてよくよく考えなければなりません。貰った慰謝料だけでは何年も生活できませんが、仕事を探すまでの足しにはなることでしょう。もし、浮気や不倫をされて離婚を考えているのであれば、証拠集めのために専門家に相談ください。探偵興信所(社)では、24時間いつでも受付ております。

 
 

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