アウティング被害|泣き寝入りせず声をあげる勇気を
アウティング被害に遭っている方は多く、深刻な問題となっています。中にはアウティング被害によって精神的に耐えられなくなり、命を絶ってしまった方もいるほどです。多くの方が声をあげられずに泣き寝入りしています。ですがまずは声をあげることが大切です。被害に遭われている方に向けた解決するための探偵相談と調査のご案内です。

【この記事は下記の方に向けた内容です】
|
アウティング被害者の方に向けた相談窓口と解決法
アウティング被害の実情
アウティングとは
アウティングとは、本人の了解を得ずに性的指向や性自認を第三者に伝える行為で一般的に「パワハラ」の一種とされています。LGBTQやマイノリティーの方達の中では、就職や転職の際、書類記載時等に自身の生活事情やパートナーの情報を記入する必要のある方も多く、事前にカミングアウトをされる方も少なくありません。しかし、会社側は性的指向や性自認を勝手に第三者に伝えることはパワーハラスメントとなり、2020年6月よりこれらの防止策は全ての企業に義務付けられています。※厚生労働省の指針
アウティング被害とは
2020年6月に施行されたパワハラ防止法によってアウティングや※SOGIハラもパワハラとみなされている中で、多くの方が施行内容を知らないことが現状です。異性愛者らにとっては何気ない言動であり、深い意味を持たずに発言したとしても当事者を傷つけていることがあるのです。
※SOGIハラとは好きになる人の性別(性的指向:Sexual Orientation)や自分がどの性別かという認識(性自認:Gender Identity)に関連して、差別的な言動や嘲笑、いじめや暴力などの精神的・肉体的な嫌がらせを受けること。また、望まない性別での学校生活・職場での強制異動、採用拒否や解雇など、差別を受けて社会生活上の不利益を被ること。 それらの悲惨なハラスメント・出来事全般を表す言葉です。(引用:なくそう!SOGIハラ)
アウティング被害例
アウティングによって傷ついた加害者
2015年 | 一橋大学アウティング事件一橋大法科大学院の男子学生が同級生にゲイであることを暴露された後、転落死※引用:Wikipedia |
---|---|
2019年 | 大阪市の女性が性同一性障害で性別変更をしたことを勤務先病院で同意なく明かされ、同僚から差別的言動を受けたとして病院側に損害賠償を求めた |
以上の事例に基づき、各県や一部の自治体では対応を急いでいるところもあります。
実際のアウティング行為とは
- 〇〇ってゲイ、レズ、バイらしいよと言いふらされる
- 誰にも言わないで、と約束していたのに口外された
- 入社時にカミングアウトしたことを勝手に言いふらされた
- 上司に内密で相談したことを勝手に他人に話されていた
アウティング被害相談事例
多くの方が経験しているアウティング被害
アウティング被害は現代社会で非常に多く、日常茶飯事といっても過言ではありません。口外した人間は軽い気持ちや話のネタとして喋ってしまったとしても、当事者にとっては非常に多きな問題となることがあります。アウティング被害者は声をあげることもできず、泣き寝入りするしかない状況に陥ることが多いのです。
アウティング被害相談事例
- 就職時に緊急連絡先としてパートナーの連絡先を書く必要があったために、上司にカミングアウトをしたら、その後自分がゲイであることをみんなが知っていた
- 性同一性障害によって精神的につらい時、同期に思い切って相談したら翌日社内でアウティングされた
- 社内のコンプライアンス研修で、LGBTQについての内容の際、上司が適任だと私を指名してきた、みんなに知られてしまった
- 学校で制服を変更したかったので先生にカミングアウトをしたら、他の先生から過剰な干渉をされるようになった
- 親にはまだカミングアウトしてなかったのに、先生にアウティングされた
- パートナーと同居するために大家さんにカミングアウトをしたら住人から嫌がらせをされるようになった
※相談事例は過去の相談を一部変更して記載しています。
アウティング被害の解決
今後アウティング被害が労災認定となる可能性が?
2021年4月、同性愛を上司が暴露し精神疾患になったアウティング被害の男性が労災申請したニュース。東京都の生命保険代理店に入社した男性が被害に遭った事例です。
上司にカミングアウトした際、「同僚には自分のタイミングで自分から伝えたい」という要望を伝えていたにも関わらず、その後上司から別の従業員に対して同性愛者であることを暴露された。「自分から言ううのが恥ずかしいと思ったから、俺が言っといたんだよ。一人ぐらい、いいでしょ」と上司に笑いながら言われたと証言し、その後従業員から無視、避けられることが増え抑うつ状態と診断され、職場を退職した。 |
その後区の苦情処理委員のあっせんの結果、会社側が男性に謝罪、解決金を支払うことで和解したが、今回の労災申請はまだ認定されるか否かは分からない状況。
現在では、今回のアウティング被害による精神疾患の発症を労災として認定するよう、厚労省に対して求めるネット署名もスタートしています。現段階ではすぐに結論はでない可能性がありますが、今後認定される可能性は十分にあると言えます。
アウティング被害にお悩みの方へ
アウティング被害は誰もが被害に遭う可能性があります。仮に信頼していた上司、友人、知人であってもアウティング行為自体を認識していない方が多いのも実情です。軽い気持ちで話してしまった、ネタにしてしまったということもあるかもしれません。その場合は、きとんとアウティング行為だという事を教えてあげることも大切なことです。しかし、それらを分かった上で嫌がらせ行為としてアウティングを行う人間もいるでしょう。もしもそのような相手の場合には決して泣き寝入りしてはいけません。あなたの主張をきちんと通すべきなのです。そして、アウティング行為がいかに人を傷つけることなのかをしっかりと伝えるためにも、しっかりと向き合って解決する必要があります。
一人で悩んでいる方へ
アウティング被害に遭っている、遭ったけれど一人では解決できない。相手と話をすることができない、相手が認めないという場合には正しい情報を入手することで解決へ導けることがあります。アウティング行為はパワハラです。社内のパワハラを許せるわけがありません。私たちは情報収集の専門家です。依頼人と共に調査に取り組み、問題解決を行っていきます。もしおひとりで悩んでいるならまずは無料相談をご利用ください。私たちが解決できる方法を提案することができます。
探偵興信所で行える解決方法
探偵興信所では、アウティング被害に苦しんでいる方が解決するために必要な方法を提案していきます。現在の状況をお伺いしたうえで必要な対応についてご提案します。行える方法は以下のような例です。個人の状況によって行う内容は変わってきます。一人では解決できない、対策、対処方法が分からないという方は探偵興信所の無料相談をご利用ください。
ハラスメント調査 | パワハラ、セクハラ、モラハラ等の実態を掴むために情報収集を行う |
---|---|
聞き込み調査 | アウティング行為を誰が言いふらしていたのか、聞き込みによって情報を収集する |
※調査には費用がかかります。ご自身の希望費用に合わせてプランを組むことも可能ですので担当者にご相談ください。
LINE相談 | 探偵興信所公式LINE 探偵興信所(社)では、LINEでのご相談もお受けしています。電話やメールができない際や話しづらい内容でもLINEなら気軽にお問合せいただけます。 LINE相談はこちら |
---|
探偵興信所の相談窓口
アウティング被害に悩む方へ
アウティング被害は今後増加すると言っても過言ではありません。誰もが被害に遭う可能性があり、心に傷を負っている、社会の中で居場所を失ってしまう方も中にはいることでしょう。しかし、何もしなければ現状を変えることはできません。今回の労災認定の可否がどのような結果となろうとも、声をあげた方が一人でも多く存在することで今後法改正や条例改正が行われる可能性は十分にあると言えます。性同一性障害、異性愛者、LGBTQなど関係なく誰もが平等に生活できる社会を実現するためにも、あなたの声がきっかけとなることがあるのです。まずは勇気を出して相談してください。アウティング被害、SOGIハラに関する専門の相談所も存在しています。そちらに相談して解決しなかった場合には私たちにご相談ください。調査や情報収集によって解決につながる可能性はあります。アウティング被害にお悩みの方は一度ご相談ください。現在の状況から今行えることをご提案します。

