有利に離婚話を進めたい男性が別居中の妻にできること
「別居中の妻が離婚話に応じてくれない」「離婚を有利に進めたいがどうすればよいのか」と悩んでいる男性のために、今日から夫の立場である男性側ができることをまとめました。
最終更新日 2023/1/12
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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別居は離婚事由になるのか
別居で離婚が認められやすいケース
別居の原因
妻と別居に至った原因によって離婚が認められる期間が変わります。
【別居直後に離婚できるケース】
妻によるDV・精神的虐待・モラハラは即離婚できますが、この場合は離婚に応じてくれない妻が多いでしょう。男性が日常的にモラハラを受けており離婚したいと考えている場合は、別居をする前にその証拠を集めておく必要があります。また妻による不貞も別居直後から離婚できる可能性があります。妻に不貞を認めさせることで、男性に有利な条件で離婚できる可能性があります。
【離婚までに数年かかるケース】
性格の不一致が原因で夫婦が別居に至った場合は、離婚が認められるまでに3年程度必要とします。ほかにもどちらか一方に原因がない別居は、離婚が認められるまで時間がかかるでしょう。しかしこの3年という数字はあくまで目安となります。3年別居したからといって離婚が必ず認められるものではありません。
【男性に別居原因がある】
離婚原因を作った者は有責配偶者となり、有責配偶者からの離婚は認められません。例えば夫の不倫などが該当します。夫の不倫が原因で別居に至った場合は、裁判での離婚は認められていないため、妻に離婚を受け入れてもらう必要があります。
別居中でも婚姻費用が発生する
婚姻費用とは生活費のことです。夫婦の間に子どもがいれば、子どもの教育費も婚姻費用に含まれます。これはどもがいなくても同様です。収入の高い方が収入の低い方へ支払う義務が発生します。一般的には、夫から妻へ支払われることが多いでしょう。
婚姻費用の例
仮に夫の年収が1500万とします。妻の年収を100万とします。夫婦には子どもはいないとします。この場合は26〜28万円の婚姻費用が発生します。離婚を考えている妻に対する婚姻費用としてはかなり高額だと思われるかもしれません。しかし婚姻関係にある限り、別居中であっても婚姻費用は発生します。高額な婚姻費用を支払いたくないとして早く離婚をしたいという男性からの相談も多くなっています。
【別居】を理由に離婚は難しい
別居に至った原因によっては離婚することができますが、別居そのものを理由に離婚をするのは大変難しいと考えられます。離婚するには3〜5年の別居期間が必要となります。その間、婚姻費用も発生します。早く離婚をしたい、男性に有利に離婚話を進めたいといった場合は、妻に離婚原因がある必要があります。
別居中の妻の不貞
別居中の不貞は多い
別居中の妻の生活状況は把握していますか?実は別居している妻の不貞行為は多く見受けられます。不貞行為は別居中であっも慰謝料請求の対象となります。
別居前後の状況から不貞行為を探る
円満な夫婦関係を築いている中、突然妻が家を出ていくというのはあまり聞かれません。別居が妻からの一方的なものだった場合、そこには他の男性の影響があったと考えられます。別居前に妻に男性の影はありませんでしたか?
- 帰りが遅くなった
- セックスを拒否する
- 飲み会が多くなった
- スマホを手放さない
- 頻繁に連絡を取っている様子があった
- 急に綺麗になった
これらは不倫をしている妻に見受けられる特徴の一部です。別居前の妻にこのような変化が見られたときは妻の不貞が考えられます。
別居中でも不貞による慰謝料が認められるケース
夫婦関係を見つめ直すことを目的とした冷却期間である別居中に、妻が不貞を行えば慰謝料が発生します。
- 夫婦の別居期間が短い
- 夫婦関係を見つめ直すための別居(冷却期間)
- 離婚ではなく前向きな別居
- 別居中でも夫婦としての交流がある
妻の不貞で慰謝料が認められないケース
【別居期間が長く、夫婦関係が破綻している】
10年以上別居しているおり、すでに夫婦関係が破綻されていると判断された場合は、妻の不貞行為が確認されても慰謝料の請求は難しいでしょう。
【離婚調停中など離婚前提の別居】
離婚調停中に妻が他の男性と肉体関係を持っても、すでに夫婦関係は破綻されていると考えられるため、慰謝料は発生しない可能性が高いでしょう。共通して夫婦関係の破綻がキーワードになります。
夫婦関係の破綻と判断される前に
別居が長期間続くと夫婦関係が破綻していると判断され、妻の不貞に対する慰謝料の請求はできません。そればかりか婚姻関係が続いているうちは、夫として婚姻費用を払い続けなければなりません。別居中の妻と離婚したいと考えている場合は、一度妻の男性関係を調べてみると良いでしょう。妻の不貞が確認されると、男性に有利に離婚を進めることができます。
身辺調査事例|別居中の妻の様子が知りたい
相談事例【やり直したい夫と拒否する妻】
『前向きな別居のはずでした。妻から別居の提案があったとき夫婦仲は確かに冷え込んでおり、夫婦再構築のための別居と説得され、別居に同意しました。週に1度は必ず会い、昔のようにデートを楽しめるようになり結婚生活をやり直そうと妻に提案しましたが、妻には同居は「まだ無理」と断られました。その時の妻の態度に少し不安を感じました。今まで気にしていませんでしたが、別居中の妻の生活を調べようと思いました。このときすでに、妻に不倫の影を感じていたのかもしれません。』
調査費用例
調査項目 | 妻の身辺調査 |
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調査期間 | 1週間 |
調査費用 | 40万円(経費別) |
探偵興信所の身辺調査
身辺調査の概要
別居中の妻の生活状況を把握したいといった場合は、探偵興信所の身辺調査が適しています。身辺調査では、妻の男性関係から交友関係、勤務状況など生活に関する全てのことを調べられます。
身辺調査に関する質問と答え
質問1:身辺調査を利用する人はどんな事情があるのでしょうか? 答え1:身辺調査は、企業が採用候補者に行うこともあります。ほかにも子どもの交際者を詳しく知りたいとご両親が利用されることもあります。別居中の妻に不穏な動きがあるとして調査を利用される男性もいます。 |
質問2:身辺調査の期間を教えてください。 答え2:調査期間は調査内容により異なります。予め何をどこまで調べたいのか決め、調査に入ります。調査中に調査期間が延長するといったことはありません。 |
質問3:身辺調査で何も疑わしいことが出ないことはありますか? 答え3:もちろんあります。身辺調査は、本人の申告の裏取りも兼ねています。例として勤務先や仕事内容に嘘がないかなどです。対象者にやましいことや隠し事がなければ、その通りの調査結果となるでしょう。 |
LINE相談 | 探偵興信所公式LINE 探偵興信所(社)では、LINEでのご相談もお受けしています。電話やメールができない際や話しづらい内容でもLINEなら気軽にお問合せいただけます。 LINE相談はこちら |
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まとめ
別居そのものを理由に離婚が認められるには数年かかります。別居中の妻も離婚を望んでいるならば話はまとまりますが、婚姻費用目的に離婚をしたくないという妻も存在します。別居中は相手の生活が見えません。別居目的は別にあるのかもしれません。男性が離婚を有利に進めていくには、一度別居中の妻の生活を調べてみると良いでしょう。妻が別居をする本当の目的が分かるかもしれません。
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※相談事例は当探偵興信所へ依頼をされた依頼人の事実に基づき内容を一部変更して掲載しています。 |