「長野の女子高校生を仙台市内で保護」|探偵による事件の解説と対策法

8月下旬から行方不明になっていた長野市の女子高生が仙台市内で保護されました。書置きを残して行方不明になった女子高生は、保護されたとき、行方不明時とは異なる服装をしていました。この記事では探偵による事件の解説と、探偵調査による対策や解決法をご案内しています。
最終更新日
【この記事は下記の方に向けた内容です】
|
第三者が関わっているかもしれない娘の家出
事件概要
行方不明の女子高生を保護
家族に書き置きを残し、行方不明になった長野県在住の女子高生が仙台市内で保護されました。女子高生は8月29日午後10時頃、家族と一緒に過ごしていましたが、翌30日朝には姿がありませんでした。行方が分からなくなって2カ月経った10月29日、長野県警は仙台市内で女子高生を保護したと発表しました。保護されたとき、女子高生は行方不明時とは異なる服装をしていました。女子高生の行方不明には別の誰かが関与した可能性もあるとみて、未成年者誘拐容疑も視野に捜査をしています。
※引用元:「長野の女子高校生を仙台市内で保護 8月の行方不明時と異なる服装」|朝日新聞デジタル(2023/10月時点)
探偵による事件の見解
未成年者誘拐と現実
まだ事件の全容は明らかになっていないので、私の過去の経験と推測で事件について考えていきます。はじめに、今回の事件のような状況は少なくないと言えます。何らかの事情から家出をする必要があったが、実際は未成年が自分だけでの力で生活することは困難です。家出をした未成年は、SNSなどで生活の助けを求めたり、同様の家出少年少女と連絡を取ったり、居場所のない未成年者のたまり場に出向いたりします。家出の理由の多くに、家庭環境や生活環境があります。中には親からの虐待や学校でのいじめなど、安心できる居場所を失い、逃げるように家出をするケースもあります。そういった未成年を利用し、犯罪行為や違法な仕事をさせる悪質な大人がいるのも事実です。大人に弱みを握られ、脅され、逃げ出せなくなったり、家に戻るよりも今の方がまだましだと思い込んでしまうこともあります。本人の意思で、交際相手の家に同居している可能性も考えられます。しかし、保護者以外の見知らぬ他人の大人が同棲していた場合、その大人で未成年者誘拐の罪で罰せられる可能性があります。
未成年者誘拐罪について
いかなる状況でも未成年者を匿うことは犯罪行為になりかねません。未成年者誘拐罪は、未成年者を誘拐した場合に成立する犯罪です。被害者の承諾があったとしても、未成年を連れまわすような環境が認められた場合、罪の意識がなかったとしても相手の大人は被疑者となります。
子どもを全て把握することは難しい
子どもの成長に伴い、子どもの交友関係や生活環境、考え方などを親が全てを把握することは難しくなっていきます。孤独を抱えた子どもは自分と似たような価値観を持っている人をSNSで探したり、リアルでは言えない感情や悩みをSNSで打ち明けることもあります。これはポジティブな見方をすれば、子どもの孤立感や孤独の解消に繋がっているのかもしれません。しかし、SNS上の相手が必ずしも良い人間とは限りません。利用されたり、貶められたりすることも考えられます。インターネットが生活に密着している現代社会では、子どもは親の知らない人間関係をネット上で構築しているといえます。子ども自身は問題ないと思っていても、未成年の場合、それがさまざまな問題や事件に繋がることもあるのです。
事件になる前に行えること
未成年者を取り巻く環境を把握するためには
未成年である子どもを取り巻く環境を把握するのは容易なことではありません。1歳違うだけでも交友関係や遊び場は大きく異なります。また、子どもは深刻で複雑な問題を抱えている場合があります。子どもが問題に直面しているとき、「会話が減る」「部屋に引きこもる」「学校にいかない」など必ず変化が現れます。探偵興信所の調査で、子どもが何を抱えているのか、問題を明らかにすることができます。子どもの生活に不安がある方は無料相談窓口よりご相談ください。
事件を未然に防ぐために保護者が行える方法
- コミュニケーションを取り、フォローできる環境づくり
- 専門家や学校、友人、保護者との協力体制を構築する
- 事件の問題やリスクについて教えたり、情報を提供する
- 子どもを取り巻く環境を把握する
- 自身で把握することが困難な場合は、探偵興信所の身辺調査によって交友関係や生活環境の調査を行う
同様の事件に発展しかねない状況
表題の事件と同じような状況や似たような心配がある方は、すぐに対策や解決を行ってください。以下のような状況に当てはまる方は、然るべき対処が必要になります。また、探偵調査による対策や解決を望んでいる方は相談窓口よりすぐにご相談ください。取り返しのつかない状況になる前に行動しましょう。
- 娘が書き置きを残し、家出をしたが何が原因かどこにいるのか検討もつかない
- 娘が帰宅せず、生存確認はとれているが居場所が分からない
- SNSやネット上に娘が交際している相手がいるが心配
- 過去にネットで出会った人に会いに行ったことがあるため娘の素行が心配
- 無断外泊を繰り返している娘が事件に巻き込まれないか心配
※未成年者の行方不明・家出はすぐに警察にご相談ください。
探偵への質問と答え
探偵への質問と答え
質問1:未成年の娘がよく外泊している相手はどうやら保護者のいない友人のようです。何かあったらと思うと心配で口うるさく言っていますが聞く耳を持ちません。事件に巻き込まれないことが一番ですが、親としてどう対処することが正解なんでしょうか。 答え1:まずは、相手の友人を知ることが必要になります。氏名や住所、年齢などの基本的な情報、生活環境などを把握することが大切です。ご自身で対応すると、お子さんとの距離を広げる可能性があるため、探偵興信所に依頼し正確な情報を収集したうえで判断することが重要です。 |
質問2:喧嘩をするたびに家出を繰り返しています。2.3日後には帰ってきますが、どこに行っていたのかを聞いても教えてくれません。あまり問い詰めるとまた喧嘩になってしまいます。娘を刺激しない何かいい方法はありませんか。 答え2:家出を繰り返すという事は、受け入れてくれる滞在先や心のよりどころとなる人物など、お子さんを呼び寄せる何かがあるはずです。あまり詮索し過ぎるとよけいに問題や溝を広げることになるため、探偵興信所の素行調査で滞在先やそこで何をしているか、誰といるかなど把握することが重要になります。 |
質問3:成人した娘の家出相談です。LINEで連絡があり、本人の意思で家出をしたことは確実です。娘を家に連れ戻したいのですが、成人している場合は警察も取り扱ってくれないのでしょうか?それとも放置しておくべきでしょうか。親としては成人した娘でも心配です。 答え3:成人した方が自らの意思で家出をした場合は、警察が見つけ出したとしても本人の意思を尊重するため居場所の特定までは至りません。しかし、放置してしまったことでトラブルや事件に巻きこまれたり、犯罪を犯す可能性もあります。そのほか、本人も帰りづらくなり、本格的に疎遠になってしまうケースもあるため、本当に放置したままで良いのかは注意が必要です。お子さんの居場所や現在の様子を知るためには探偵興信所に依頼することで現状が把握できます。現状がわかれば、もしものときに連絡を取り合うことが可能になります。 |
LINE相談 | 探偵興信所公式LINE 探偵興信所(社)では、LINEでのご相談もお受けしています。電話やメールができない際や話しづらい内容でもLINEなら気軽にお問合せいただけます。 LINE相談はこちら |
---|
家出や行方不明に関する相談窓口
相談窓口のご案内
お金を持たない若年女性の家出には、男性の大人が関わっている場合が多くあります。誰かにそそのかされて家出をした可能性もあります。家に連れ戻すよりも、無事や安全を確認することが先決です。無理に家に連れ戻しても家出を繰り返します。未成年者の家出は早急に警察に相談をしてください。成人の家出の場合は、専門家に相談してください。探偵興信所では24時間無料相談窓口を開設しています。事件になる前にできることがあります。
![]() |
この記事の筆者 「長野の女子高校生を仙台市内で保護」|探偵による事件の解説と対策法は、探偵興信所(社)の探偵調査員が書きました。探偵調査と依頼人から受ける相談事例の経験をもとに出した探偵だからこそ行える見解です。 |
---|

※相談事例は当探偵興信所へ依頼をされた依頼人の事実に基づき内容を一部変更して掲載しています。 |
