家出人捜索の専門家が解説｜探偵に依頼するメリットとデメリット
この記事では、探偵による家出人捜索のメリットやデメリット、費用や効果的な節約方法について詳しく説明しています。探偵へ家出人捜索依頼を検討している方は参考にしてください。
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【この記事は下記の方に向けた内容です】
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家出人捜索を探偵へ依頼するメリット・デメリット
家出人は二種類に分類される
警察の選別
身近な人が家出をしたり行方不明になったら、第一に警察に行方不明届を出す必要があります。家族から出された行方不明届を警察では、特異行方不明者と一般家出人に分類します。特異行方不明者と一般家出人の大きな違いについて解説します。
特異行方不明者
誘拐や連れ去りなどの恐れがある場合や、認知症をわずらっている老人や金銭を持たない子供など、一人で生活をしていくのが困難だと判断されると特異行方不明者に分類され、直ちに捜索が開始されます。その他にも、自殺の可能性や事件の可能性があるもの、事故の可能性があるものなどが特異行方不明者に分類されます。特異行方不明者とは命の危険が迫っている状態と判断された行方不明者のことです。特異行方不明者は緊急性があるため、迅速に捜索が開始されます。
一般家出人
家出の意思を表す手紙が残されていたり、自分で生活ができる成人であったりなど、特に事件性がなく緊急性がないと判断された場合は、一般家出人に分類されます。一般家出人では警察が特別に捜索に乗り出してくれるということはほぼありません。一般家出人に分類されると、全国の警察官がアクセスできるデータベースに登録されます。職務質問などの日々のパトロールから家出人がデータベースに引っかかることで見つかる可能性があります。しかし、警察が保護の必要がないと判断した成人の場合は、家出人の意思が尊重されます。家出人が家族や関係者への報告を拒否した場合、家出人の現在の居場所を家族が知らされることはありません。しかし、家出人本人には家族から行方不明届が出されていることが伝えられます。それを知った上でどうするのか、その後は本人の意思に任せられます。
行方不明届の多くは一般家出人
行方不明届を出された多くの家出人は一般家出人に分類されます。警察が行方不明届を受理したとしても、捜索状況は何年も進展がないことは当たり前にあります。また、警察が家出人を見つけたとしても通常は警察では保護の必要がない家出人に対しては本人の意思を尊重するため、必ずしも家出人が家に帰ってくるというわけではありません。ご家族としては、安否の確認ができただけでも安心できるかもしれませんが、やはりご自身の目できちんと無事を確認したいという方もおられます。
警察の捜索ではこれ以上の進展が望めない、家出人の無事を確かめたいという方は、家出人捜索の専門家である探偵へ依頼をすることも検討した方が良いでしょう。
家出人捜索を探偵へ依頼するメリット
独自のノウハウを持つ探偵調査
探偵では家出人探しの調査を行っています。探偵へ依頼するメリットとして、専門的な知識と技術、豊富な経験が挙げられます。このことから見つからなかった家出人が見つかる可能性があります。家出人捜索には知識や経験が必要不可欠です。ご自身で闇雲に探しても見つかる可能性は低いでしょう。
迅速な対応が可能な探偵調査
家出人捜索は時間が経てば経つほど、見つかる可能性も低くなります。家出が判明してから早めに動くことが解決のキーポイントです。警察に届け出ても緊急性がないと判断されれば、捜索が開始されることはありません。成人の家出の場合は特にそうですね。しかし、早期に捜索を開始することで本来は見つかる可能性が高いのです。探偵では依頼を受ければ即時対応可能です。安易に「そのうち帰ってくるだろう」と考えているとトラブルに巻き込まれたり、帰るきっかけを失ったりするため、早急に捜索を開始することが重要になります。
広範囲な捜索が可能
ご自身で家出人を探す場合は捜索範囲が限られてしまいます。探偵の捜索では広範囲に調べることができます。これまで調べていなかった範囲の捜索も可能です。また、捜索を一から始めることでこれまで見落としていたことに気づくこともあります。専門的な知見を利用することで見つかる可能性が高くなります。
アフターフォローが充実している
探偵調査では、家出人を探して終わりではありません。今後に向けたサポートやアドバイスも行っています。家出人がトラブルを抱えていれば解決策をアドバイスしたり、家出に繋がる原因となった問題の対処を行うこともあります。このようなアフターフォローは探偵事務所によって異なるため、依頼前に確認しましょう。
家出人捜索を探偵へ依頼するデメリット
メリットばかりじゃない家出人捜索
当然ですが、探偵の家出人捜索はメリットばかりではありません。デメリットもあります。探偵の家出人捜索におけるデメリットをご紹介します。デメリットもきちんと理解した上で、家出人捜索依頼を検討してください。
- 【100％見つかるとは断言できない】
- 【費用が発生する】
- 【家出人の意思が優先される】
- 【結果が出なくても返金されない】
家出人捜索だけにいえることではありませんが、探偵の調査結果は100％を保証するものではありません。当然、見つからないこともあり得ます。見つからない場合の多くは対象者が意図的に逃げているといった場合です。家族の元へ帰る意思がない場合は捜索のハードルも上がります。
家出人捜索は長時間の調査が必要となります。探偵の調査費用は調査時間が大きく関係しています。そのため、高額な費用がかかる可能性があります。特に家出から時間が経過している場合では捜索範囲も必然と広がるため、長時間の調査時間が必要となってきます。
警察でもそうですが成人の家出の場合、見つかったとしても家出人の意思が優先されます。家出人が自宅には帰りたくないと言った場合は家族には安否だけが報告されます。これは探偵の調査でも同様です。依頼する探偵事務所によっては、家出人の意思に関係なく現住所や勤務先などの情報を教えるところもありますが、基本的には家出人の意思を確認します。警察と異なる点として、家出人の現在の様子を写真等で確認できる場合があります。
家出人が見つからなかったとしても調査費用が返金されることはありません。多額の調査費用をかけても結果が出ないとったケースもあることを覚えておきましょう。調査を途中でキャンセルする場合は残りの費用を返金するといった事務所もあれば、返金なしでキャンセル費用が発生することもあります。探偵事務所によって規約が異なるため、よく確認してください。
探偵の家出人調査の費用相場と節約方法
家出人捜索にかかる費用
一般的な家出人調査の費用内訳をご紹介します。着手金を設定していない探偵事務所もありますが、この場合、着手金を取らないのではなく報酬に上乗せしていると考えられます。
| 着手金（前払い） | 調査に入る準備に必要になる費用 |
|---|---|
| 人件費 | 1人あたり1時間5千円〜1.5万円 |
| 経費 | 交通費・宿泊費・車両費・燃料費・高速代・機材費・通信費などの実費 |
| 手数料 | 調査結果をまとめた調査報告書作成費用 |
家出人調査の費用相場
探偵の家出人捜索の費用は捜索時間によって決まります。家出人が1日で見つかることはほぼありません。捜索にはある程度の時間をかける必要があります。1週間程度の調査の場合は50万円〜が相場となります。
調査費用を抑えるポイント
探偵の調査は情報に沿って行われます。情報量が少なければ、情報を集めるところから始めなければなりません。それでは時間がかかってしまうため、費用も嵩んでしまいます。予めできるだけ多くの対象者の情報を提供してください。以下のような情報は捜索に役立ちます。依頼前に揃えておくと良いでしょう。
- 交友関係
- 異性関係
- 家出をした時の状況
- よく立ち寄っていた場所
- 趣味
- SNSアカウント
- 本人の最近の写真
- 通院履歴
- 車種やナンバー
- クレジットカードの利用履歴
- 自宅から持ち出されたもの
調査費用の節約方法
成功報酬制度を利用する
探偵事務所によっては成功報酬制度を設けています。成功報酬制度とは、依頼者と予め取り決めた結果が出た場合のみ、費用が発生する仕組みのことです。例えば「家出人が見つかった」「生存が確認できた」などですね。何をもって成功とするかは事前に詳細に話し合う必要があります。メリットとしては、結果が出なかったときに「費用の発生がない」ことが挙げられます。デメリットは「成功報酬の額が高い」「成功の定義に相違があった」などが挙げられます。注意として、全ての案件に成功報酬が適用されるわけではありません。ご自身の案件の場合は成功報酬が適用されるか相談してみましょう。
パックプランを利用する
探偵の調査費用は「時給型プラン」「パック型プラン」「成功報酬型プラン」に分けられます。家出人捜索の場合はパック型プランの利用がおすすめです。パック型プランとは調査時間と調査費用が予めセットになったプランのこと。（例：50時間の調査で60万円など）家出人捜索では調査時間が必要となるため、パック型プランを利用することで節約できます。
| 時給型プラン | 1時間あたり○○円など調査時間に応じて請求されるプラン、短時間で結果が出る案件向け |
|---|---|
| パック型プラン | 調査時間と費用がセットになったプラン、長時間の調査が必要な案件向け |
| 成功報酬型プラン | 事前に取り決めた結果が出た場合のみ成功報酬費用が発生するプラン、全ての案件に適用されるわけではない |
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まとめ
家出人捜索といえば探偵ですが、そこにはメリット・デメリットがあります。メリットばかりに気を取られず、デメリットもきちんと理解した上で依頼をするようにしてください。専門的な知識を持つ探偵へ依頼することで見つかる可能性も高くなりますが、結果は100％を保証するものではありません。依頼をする際はこのことを心得ておきましょう。
| ※相談事例は当探偵興信所へ依頼をされた依頼人の事実に基づき内容を一部変更して掲載しています。 |
