自身の浮気で離婚を切り出された際に回避する方法
妻の一度だけの過ち・・。妻の不貞行為を許せず、離婚を切り出す夫。このような場合、離婚を受け入れるべきか。離婚を回避するために妻にできることはあるのか。相談事例をもとに解説します。
最終更新日
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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離婚を切り出した夫の女性関係を調べる方法
相談事例『一度きりの不貞行為を許されず・・』
相談者：30代女性
『一度だけ、友人男性と浮気してしまいました。それが夫にバレてしまい、離婚を切り出されました。私は夫とやり直したくて、離婚なんてしたくありません。浮気を反省して何度も謝罪をしたのですが、許してもらえず、現在は別居中です。夫は以前から浮気の気配がありました。私がそう感じているだけで証拠はありません。夫が離婚したい理由は、浮気相手がいるからではないかと思っています。でも、不貞行為をした私にはやはり離婚を拒否する権限はないのでしょうか。』
問題点のまとめ
- 一度だけの不貞行為を十分、反省している妻
- 夫は離婚を希望して、現在別居中
- 度重なる夫の浮気疑惑
- 離婚したくない妻
- 婚姻関係の破綻
一度の不貞行為で離婚は認められるのかを解説
一度だけでも浮気は浮気
不貞行為とは、配偶者以外の相手と性行為をすることです。名前や連絡先を知らない相手であっても、肉体関係を結べば不貞行為となります。法的には、肉体関係からが不貞行為とされています。キスや手をつなぐといった行為は法的な不貞行為に該当しません。一度限りの関係であっても、配偶者以外の男性と性行為をすれば不貞行為となります。
妻の不貞行為
一般的に、妻の不貞行為を絶対に許せないと考える夫は多いといえます。夫の浮気による離婚よりも、妻の浮気による離婚の方が高いとされるデータもあります。子どものためを思い、一度は再構築を選択してもその後、離婚する夫婦も多いといえます。
裁判で認められる離婚原因
まず、裁判では法律で認める離婚原因が必要になります。協議離婚や調停離婚の場合、互いに合意すれば離婚理由にかかわらず離婚できます。しかし、裁判で離婚する場合は、以下の5つの離婚原因に当てはまらない限り、離婚は認められません。
- 配偶者に不貞行為があったとき
- 配偶者から悪意で遺棄されたとき
- 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
- 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
- その他、婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき
法律では、配偶者以外の異性と合意の上で性行為・肉体関係を持つ、またはそれに類似する行為（愛撫など）が不貞行為とされています。
「同居義務」「協力義務」「扶養義務」を果たさないと、悪意の遺棄として認められる場合があります。正当な理由もなく同居を拒む、生活費を入れない、家事や子育ての放棄などが該当します。
配偶者の生存を最後に確認できたときから3年以上生死不明の状態が続いている場合は、裁判で離婚請求することができます。
配偶者が、夫婦間の協力や役割を十分に果たせない状態で、意思の疎通も難しい精神病にかかってしまい、回復の見込みが難しい場合は離婚原因に該当します。しかし、実際にこの理由で離婚が認められるかどうかは裁判官の判断により、厳しいといえます。
性格の不一致による長期間の別居や性行為の不一致、繰り返す借金、DVなどが該当します。
妻の一度きりの不貞行為は離婚原因になる？
妻の一度きりの不貞行為を理由に、裁判所が離婚を認めることはないと考えられます。妻は十分、反省し、夫に謝罪をしています。離婚は、子どもや周囲に大きな影響が及びます。不貞行為を反省している妻と婚姻関係が不可能とまではいえず、離婚の影響を考え、裁判では一度きりの不貞行為では離婚を認める可能性は低いといえます。ただし、妻の浮気を夫がどうしても許せず、別居するなど婚姻関係が破綻した場合は、前出したDの「その他、婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に該当する可能性があります。
夫の浮気疑惑
夫の疑惑
相談者は以前から、夫の度重なる浮気を疑っていました。しかし、証拠はありません。仮に、夫の浮気が事実だった場合、婚姻関係はその時点で破綻していると考えられます。つまり、離婚理由は妻にないといえます。しかし、夫の浮気の証拠はありません。証拠がない限り、夫の浮気を責めることは避けた方が良いといえます
離婚と別居
夫が離婚を言い出したのは、確かに妻の浮気が許せないからかもしれません。しかし、夫の浮気が事実なら、浮気相手と一緒になるために離婚を切り出した可能性もあります。相談者はすでに別居中です。別居中の夫の動きを探るのは難しいため、浮気相手と会ったり、自宅に呼んだりしている可能性も否定できません。
別居中の夫の浮気を調べる方法
夫の浮気を調べる一般的な方法をご紹介します。
- 【スマホのチェック】
- 【SNSチェック】
- 【目撃や証言の収集】
- 【GPS】
- 【探偵】
夫のスマホ、パソコンを調べることで、浮気の証拠を見つけることができるかもしれません。しかし、別居中ではこの方法は難しいかもしれません。また、不正アクセスやスマホの盗み見はプライバシー侵害となるため、注意が必要です。
夫のSNSを調べてみるのも良いでしょう。男性では行かないだろうデートスポットの投稿は女性と行った可能性があります。頻繁に「いいね」や「コメント」をする女性は、夫と近しい人物かもしれません。
共通の友人・知人に夫の浮気について聞いてみましょう。注意として、夫本人に聞きまわっていることが伝わってしまうかもしれません。信頼できる友人・知人に絞って、証言を収集しましょう。
夫の車両にGPSを取り付けることで、夫の行動を追跡することができます。夫名義の車であれば、共有財産とみなされ、GPSを取り付けることは違法ではありません。しかし、別居中の夫の車にGPSを取り付けることは、不法侵入やストーカー規制法に該当する可能性があります。
違法な方法で得た証拠は、浮気を証明できる証拠であっても認められません。探偵では、合法な方法で浮気の証拠を収集します。法を遵守して、確実に浮気の証拠を収集したい場合は、探偵を利用しましょう。
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素行調査
探偵興信所の素行調査は、尾行や張り込みを行って調査をしていきます。別居中の夫の動きを追い、いつ、どこで、誰と会って、何をしているかを明確にします。夫の行動を全て記録していきます。
別居中の夫の浮気行動
浮気している夫は、隠そうとすることで不審な動きをします。そのような動きこそが、妻に浮気をしていると宣言しているようなものです。反対に別居中の夫の場合、妻の目がないため、気を張っていません。そのためボロが出やすいといえます。実際に調査を行っていても堂々と別居中の家に彼女を呼んだりというケースがあります。浮気疑惑のある夫の場合、別居中の夫の素行を調べることで、高確率で浮気の証拠が得られます。
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まとめ
一度きりの不貞では、裁判では離婚を認める可能性は低いでしょう。しかし、夫にとっては妻の不貞は許せないことに変わりありません。離婚を避けたい場合は、夫の信頼を取り戻さなけらばなりません。ただし、以前から夫の浮気疑惑があった場合は別です。妻の不貞を利用して、自身の不貞を隠し、離婚を狙っている可能性があります。素行調査を行い、別居中の夫の行動を明らかにすることで事実が分かります。お悩みの方は無料相談窓口よりお問い合わせください。
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| ※相談事例は当探偵興信所へ依頼をされた依頼人の事実に基づき内容を一部変更して掲載しています。 |
